『理念』はどんな働きをするの?
2017.04.24.
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ゴールデンウィーク目前の月曜日,ウキウキしないまでも,すこし穏やかな気持ちになりますね。
税理士の 藤田恵美子です。
『理念』ありますか?
『余所はよそ!!うちはうち!』なんて子供のころによく言われましたよね。でもこれって案外と大切なのですよ。
会社なら社風,家族なら家風,というところでしょうか。
共通する何か,がなければ集団はまとまりに欠けてしまいます。
なぜなら,何か行動を起こそうとするとき,人はいろいろなことを考えるからです。
相手が喜ぶようなことをしたい,世のため人の為になるようなことをしたい,そう考える人もいれば,自分だけ得したい,優越感をいつも感じたい人もいるわけです。
つまり,その人がどう考えるかによって起こす行動は様々に異なってくるのです。
十人十色といいますから,百人百様の考えがあるのは当然で,これが尊重されるべき『個性』です。
しかし,会社,商店等の集団を率いるためには,各人の行動を一定の方向へ向かわせなければなりません。
その目的は個性を否定するものではなく,集団の力を最大限に発揮するために他なりません。
ひとつの目的へ向かって人々が協力すれば,それぞれの才能を活かすことが出来るようになります。
それが事業の本来の姿です。
トップに立つものが『理念』を掲げ,旗振り役をすることで,集団はより強く結束しチカラを発揮することができるようになります。
ときどき見かける『自分の在職期間だけ問題が起こらなければいい,特段の業績が挙がらなくてもいい』そんな事なかれ主義が蔓延してしまう企業にはきっと『理念』の浸透が足りないのでしょう。
あなたの勤務先の理念を理解していますか?
また,あなた自身の理念はありますか?
理念がなければ遺言書も書けません。
『理念』は企業経営にも相続対策にも重要な役割を果たしています!!