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整理業務の現場での出来事

2017.04.10.

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FROM | 連合会

こんにちは 遺品整理士の内橋です。

今回は、弊社でのお片付け現場での出来事のご紹介です。                                           今回の記事をご覧になられまして 一度ご家族の間でお話ししていただけたら幸いです。

 

ある日の出来事です                                                          弊社にお片付けのご依頼がありました。
お話をお伺いすると・・・・・何とも複雑な気持ちに・・・・・

 

・・・・・とあるおじいちゃんのお話・・・・・

今年の初めから、とあるおじいちゃんのご自宅の家財整理に入っています。                             ご自宅といっても だれもそこにはお住まいになっていません。
なぜなら 子供たちはそれぞれ独立して一軒家を購入されたからです。(世間で言われてる核家族化の始まり)                                                               実家には、夫婦二人で水入らずの生活をされていました・・・・・。                                 12年前に突然、奥様に先立たれて、残されたおじいちゃんは、しばらくはそこでおひとり様の生活を満喫されていたようです。
数年前に脳梗塞で倒れられる迄は・・・・・

その後、右半身が麻痺状態になり 一人での生活に不自由が発生し 体が回復するまでの間だけと子供達に言い聞かされ仕方なく自宅からサービス付き介護住宅に一時的に入居されました。おじいちゃんは、リハビリをして 動けるようになったら 自宅に戻れると思い込んでおられたようです。そんな中 追い打ちをかけるかの様に、昨年の夏『胃がんが発覚』即、摘出手術受けられましたが高齢での長時間手術の影響から車いす生活になってしまいました。介護認定も2から4に変更になりおじいちゃんは、特別養護老人ホームへ移動しないといけなくりました・・・・・。おじいちゃんは、ご長男様の自宅近くの特別養護老人ホームへお引越しすることなりました。長年住み慣れていた地域を離れ、水知らぬ土地での暮らしにご高齢になっているせいか不安ばかりが押し寄せてくる状態です。

 

そんな特養に住んでおられるおじいちゃんからの依頼でご自宅に残された奥様の遺品の整理とご自身の家財整理を託されました。もちろん自宅の売却も含まれています。                                                         数年前にサービス付き介護住宅に一時的に入居された時に ご自宅か持ってこられた荷物は最低限の衣類 奥様の遺影 位牌と奥様が愛用されていたカバンのみもたれて引っ越ししてこられました。

今回の家財整理で、自宅に残された奥様の家具、洋服、着物、貴金属 などはそのまま残されていました。おじいちゃんにとっての大切なものは、奥様のお出かけの際に奥様がお気に入りだった鞄なのです。おじいちゃんにとって奥様の家具、洋服、着物、貴金属より奥様がどこに行くにも持ち歩かれ一緒に過ごされた時間の中にあった鞄が一番大切なものだったみたいです。
他の方から見ると ただの鞄かもしれませんが おじいちゃんにとっては思い入れの入った宝物だったのです。。

ご家族にとっては、ただのみすぼらしい鞄なのですが・・・・・・・・・。

 

私たちは、いろいろなご家族の家財整理や遺品整理を承ります。

そのご家族ごとで大切にしている品物は異なります。

私たちは、そのご家族にとって大切なものは何かをその都度ご確認しながら作業を実施いたしております。

品物だけでなくそれぞれの方々のお気持ちも大切にお取扱いいたします。

 

何か困ったな、不明な点があるな一人では、手におえないなって思ったら一度ご相談ください。

 

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