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整理業務の現場での出来事partⅡ

2017.06.06.

こんにちは、遺品整理士の内橋です。
前回に続いて弊社でのお片付け現場での出来事をご紹介します。
前回同様 今回の記事をご覧になられまして 今一度ご家族ご近所の方々との絆の架け橋になれば幸いです。

 

・・・・・・・・とある一軒のご家庭のお話・・・・・

 

あるよく晴れた日の午後の事です。一本の電話が鳴りました。
ご相談に乗っていただきたいことがありますと・・・・
電話口の声から緊急を要すると察知した私たちは急いで電話を頂いた方のもとへ急ぎました。
現地に到着して 待っていてくれたのは、50歳代半ばを過ぎた女性でした
お話を聞くと
『お部屋の中が不思議な香りがするとのこと・・・・・』
お部屋に入る前に もう少し詳しい状況をお聞きすることにしました

お部屋の主は おばさんに当たり
晩婚で お子様に恵まれず ご夫婦二人の生活を楽しまれていたそうです
そのご主人も十数年前に他界し 残されたおばさんは一人暮らしを選択されたそうです
お子様がいらっしゃらない分 姪御さんたちをわが子のようにかわいがり事あるごとに 良き相談相手になっていたようですが
数年前から挙動不審な行動が目につき あれだけ可愛がっていた姪御さんを寄せ付けなくなったそうです。
それから 少しして疎遠になってしまったそうです。

理由は そう!認知症の始まりです。

お部屋に入ると何やら不思議な臭いが・・・。
それに加えて 床には食べ物の食べかす・個包装の袋・新聞・雑誌などありとあらゆるものが散乱し
とてもここで暮らされていたとは、思えない状況が目に飛び込んできました。
とてもきれい好きで どちらかというと潔癖症に近いくらいで・・・
部屋はいつもきれいにされていたとのこと・・それなのに・・・・・
動物は、一度も飼ったことがないとお聞きしていたのですが・・・
なぜか 獣の臭いが部屋中に充満し 糞・尿の臭いまでもが・・・・。

原因を調べるために お部屋のお片付けの依頼を姪御様から頂き 翌日から作業に入ることにしました
書斎を片付けていると何やら個包装のお菓子の袋に加えて小さな細長い塊があちらこちらに・・・・
さらに作業を進めていくと 納戸・ウォークインクローゼットの中・寝室・リビング・仏壇・・・ありとあらゆるところから
個包装のお菓子の袋に加えて小さな細長い塊が出てくるではないですか・・・それも大量に・・・

そして 衝撃なものを発見してしまいました。
ネズミのミイラです・・・・・それも1匹ではなく 数匹・・・・

この不思議な臭いのもとは ねずみが部屋に住みつき食べ物が豊富な仏壇を住処にして
部屋中をわがもの顔で走り回っていたのです。
床に散乱している新聞・雑誌が隠れ蓑になっていたのですね。
お仏壇には 毎日お供えのご飯とお水をあげ ご主人が好きだったおやつをお供えしていたのです

部屋の主はというと
体調不良が続き トイレに行く途中で 床に散乱していた新聞・雑誌などに足を取られ転倒骨折をしてしまい
長期にわたる入院生活を余儀なくされてしまいました。
もちろんその間 餌になるお供えなどなく ネズミは出口もなくなり 餓死するしかなかったようです。
退院が決まり 施設にお入りになることから部屋の様子を見に来た姪御さんによって発見されたケースですが
何とも 複雑な気分になってしまいました。

実は このネズミですが・・・ 病原菌の塊でもあるのです。
この病原菌は深刻な事態を引き起こす原因にもなっています
体調不良が続く 微熱が続く 下痢 風邪の症状が続くなどよく聞く話ですが
カビ・食べ物からだけでなく
こういったネズミ イタチ ゴキブリなどから感染されているケースも見受けられます
不衛生な場所を移動し 病原体を体中にまとって 糞尿を垂れ流しながら動き回るため
体力のない高齢者やお子様が感染し体調不良になるケースが多いのです・・・。
又、一人暮らしの高齢者が肺炎を患い 孤独死されている現場にもこういった案件が多いのも事実です

ご先祖を敬う日本の良き習慣ですが
一歩間違えれば
お供えを消費することが出来ずに、ゴミ屋敷になる環境になりやすいということも知っていただければ幸いです
ご近所に高齢者がおられる場合 少しだけ気にかけてあげていただけたら未然に防ぐことも可能です。
時々は、声をかけて頂けてら防げることも多いのも事実です。

 

お部屋を片付けることは 病気にならないようにする手段でもあります。
高齢になって ご自身でできないことが多々出てきます。又、介護保険だけでは賄えないこともあります。
困ったな、不明な点があるな 一人では手におえないなって思ったら
一度ご相談ください。全日本法務連合会は 皆様の立場に立ちお話を聞きます。

 

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